暑い環境で効果的に運動のパフォーマンスを上げるためには!?
みなさん こんにちは。
今日はトレーニング、運動時のパフォーマンスアップについて解説を
していきます。3月もそろそろ折り返し地点、これから春本番を迎えます。
そしてグングンと気温も上がってくるかと思いますが
そんな時に気をつけたいのが熱中症!
3月や4月ではまだそこまで熱中症の心配はありませんが
気温が上がっていく中で運動時に高いパフォーマンスを維持できるかどうかは
とても大切です。
今日は運動時の暑熱環境におけるパフォーマンスの向上について
紹介をしていきます。

1.運動時の体温調節
私たち人間の体温は熱を身体の中で作る熱産生と
その熱を外に逃す熱放散によって体温を保っていて、それは大体37度前後です。
熱の放散については呼吸や汗の蒸発による蒸発性のものと
熱の輻射、対流による非蒸発性の熱放散があります。
しかし熱の放散を促すために皮膚の血流量が増加すると筋肉への血流量が
低下し、パフォーマンスの低下を引き起こします。
そしてそれだけでなく外気温が皮膚の温度より高くなると
熱が体内に入り込み蓄熱します。
それにより体温が40度近くなると疲労困憊となり運動の継続が
困難になってしまいます。
高いパフォーマンスを維持するためには
うまく熱を放散することと脱水を防ぐことを意識しましょう。

2.暑さに対する身体の反応とは??
暑い環境においての運動で身体は暑さに慣れることがあるのでしょうか??
答えはイエス、です。暑熱順化といって深部体温の低下、皮膚血流の改善
発汗機能の改善といった熱放散機能の向上が見込めます。
乳酸性作業閾値も向上し同じ運動でも楽に行えるようになるのです。
さらに暑さの感覚も軽減され、熱中症の危険性も下がります。
基本的には暑熱順化は7〜10日程度で起こると言われており
60分から90分の中程度の運動強度での運動を行うとが望ましいでしょう。

まとめ
今日は暑い環境下での運動、またそれに伴うパフォーマンスについて
解説をしました。
暑い環境下では基本的にパフォーマンスは低下しますが
暑熱順化によって逆に高めることもできます。
暑熱順化が起きる過程でのトレーニングは低強度の運動から始めましょう。
そして水分摂取も怠ってはいけません。
脱水が起きると暑熱耐性は著しく損なわれて運動強度が下がってしまうので
水分摂取も欠かさずに行いましょう。
横浜パーソナルトレーニングジム