暑さや寒さに適応する能力は衰えていくの??
みなさんこんにちは。
今日は私たちの身体の不思議について解説をしていきたいと思います。
日本には四季と言って大きく4つの季節があります。
季節が4つある中で何か違うことというと、気温があります。
私たちは恒温動物と言って外気温に合わせてうまく体温調節を行いながら
生活をしていきます。つまり暑い時にはうまく熱を発散し、
寒い時には身体の中から熱を作り出す機能を持っているのです。
ではこの体温調節の機能は加齢によって衰えていくのでしょうか?
もしそうだとしたら?対策は?今日はそのような点について解説を
していきたいと思います。
1.暑い環境での体温調節はどうなる?
歳をとると暑熱環境における体温調節機能が低下します。
毎年熱中症で亡くなる人の7割近くを高齢者が占めていることは
ご存知でしたか?実際、健康的な高齢者でも熱を身体の外へ
放散する能力と皮膚の血流量は低下します。
これは汗を分泌する汗腺の働きも弱め、結果として汗をかきにくくなることに
よって熱を身体の外に逃して体温を下げる機能が弱まることを意味します。

2.寒い環境では?
私たちの身体は寒い時、体温を保つために皮膚の血管を収縮させ熱が
外に逃げないようにし、熱の産生を増加させます。
しかし、加齢によってこの二つの機能はどちらも衰えるといわれています。
特に高齢者は老化に伴って筋肉量が低下しますのでそれに伴って基礎代謝も
低下します。おおよそですが30代から70歳までの間に20%近く基礎代謝量が
低下すると言われています。しかし、高齢者は若者に比べて皮下脂肪が多く
断熱効果が高いと言われているので実際のところ寒い環境での体温低下は
若者と高齢者でそこまで変わらないと言われています。

3.体温調節の変化に対する対策は?
体温の調節機能は暑い環境であれ、寒い環境であれ歳とともに低下します。
しかし、運動を日頃から習慣として行っている方はそうでない人と比べて
発汗量や皮膚血流量が多く見られ体温や心拍数の上昇が抑制されます。
また先述した汗腺の機能の低下は体幹部より四肢、また上半身より下半身から
起こると言われているので下半身の交代浴などを行うとこれらの機能の低下を
防ぐことができるかもしれません。

まとめ
今日は加齢による体温調節の機能の変化と対策について簡単に解説をしました。
暑い環境でも寒い環境でも体温を調節する機能は運動によってある程度維持して
いくことが可能です。それに加えて適切な栄養摂取もできるとさらに
良いでしょう。まだまだ寒い日が続きますが運動で健康的な体づくりを
していきましょう。
横浜パーソナルトレーニングジム