1.睡眠の役割を知ろう

睡眠とは、昼夜のリズムが規則的に変化する中で休息と活動を繰り返して
環境に同調するための生理機能です。
この睡眠が不足すると、大脳の機能の低下によって集中力を欠き
イライラ、注意散漫、体力の低下など私たちの生活に支障をきたします。
睡眠は単に疲労回復のためだけではなく、人間の本来持つ生理機能を
維持するために不可欠な物なので、運動して体力があるから、若いからといって
疎かにしてよいものではありません。ダイエットと睡眠とはどのような関係が
あるのでしょうか?端的にいうと睡眠が足りていないと太りやすいと
言わざるを得ません。
2.成長ホルモンの分泌

寝ている最中、特に深い睡眠に入った時に成長ホルモンが多く分泌されます。
しかし睡眠が足りてないと成長ホルモンの分泌が妨げられてしまいます。
成長ホルモンの分泌量が少ないと脂肪を溜め込みやすい身体となります。
成長ホルモンは脳の中央部にある脳下垂体から出される6種類のホルモンの中の
一つで、脂肪を分解する以外にも筋肉量を増加させたり
骨や皮膚を丈夫にしたりします。別名、若返りホルモンとも
呼ばれたりしますが、深い睡眠に入った時と同様に深夜23時~2時の間にも
体内の成長ホルモン値は高まると言われます。
その為、この時間に睡眠をとれていることが一番の理想です。
3.グレリンとレプチンって何!?
睡眠は成長ホルモンのみならず、グレリンとレプチンというホルモンとも
大きく関係しています。
この2つのホルモンは食欲と強い関係のあるホルモンとされています。
①グレリンとは・・・
グレリンは胃から分泌されるホルモンで、これによって脳の視床下部の
食欲中枢を刺激します。つまりはグレリンの分泌は食欲を増す働きがあります。
②レプチンとは・・・
レプチンは脂肪細胞から分泌され、これによって摂食中枢の満腹中枢が
刺激されます。その結果レプチンの分泌は食欲を抑える働きがあります。

4.睡眠不足によって食欲が増える
睡眠が不規則な場合や、睡眠時間が足りていないとこのレプチンと
グレリンのバランスが崩れます。睡眠時間が短くなればなるほど
グレリンの分泌が増加し、レプチンの分泌が低下するという研究結果が
発表されました。
質の良い睡眠が損なわれることでグレリンとレプチンのバランスが崩れ
食欲が無意識のうちに増加し肥満に繋がってしまうのです。
また睡眠時間の低下によって睡眠の質も落ちてしまうと、インスリンの働きも
低下してしまって血糖値が上昇しやすくなって体脂肪を蓄積しやすくなったり
糖尿病を引き起こしやすくなったりしてしまいます。

まとめ
今日は睡眠と減量の関係性について解説しました。
睡眠がうまく取れているとダイエットも成功しやすくなります。
食事と運動も大切ですが生活習慣の一つとして睡眠にも目を向けてみましょう。
横浜パーソナルトレーニングジム