筋力と姿勢の関係
筋トレを始めると誰でも一度は「正しいフォームで行いましょう」という言葉を聞いたことがあると思います。
正しいフォームとは?なんのためにあるのでしょうか?
まず一つ目は怪我の予防です。
関節や筋肉に過剰な負担のかかるフォームでは怪我をしてしまうので正しいフォームで行う必要がありますね。
そして正しいフォームで筋トレを行うべき理由としてもう一つに筋トレの効果を高める、筋力の発揮を高めることがあります。
今日は筋力のポテンシャルを最大限に発揮するための正しい姿勢のお話をしていきたいと思います。
1. 筋腱複合体とは?

筋肉の特性を話す前に、まずは筋腱複合体という器官の解説をしましょう。
筋肉の静的特性、等尺性の収縮についてです。
等尺性の収縮とは本来、伸張も短縮もしない同じ筋肉の長さを保った状態での筋収縮を意味します。
筋肉は端が腱につながっているのですが、腱自体は多少伸び縮みするので厳密な等尺性収縮というのは存在しません。
2.姿勢が変われば発揮できる筋力も変わる

この等尺性の筋収縮を活用して筋力を図る方法というのが昔から行われてきました。
握力計や背筋力がいい例えです。
これら二つの測定は学生時代、体力測定で行ったことがある方も多いかもしれませんね。
しかし、測定時の条件(姿勢)がバラバラであることが多いので測定値の妥当性が正確とは言いにくいのです。
ここでタイトルに戻るのですが、姿勢が異なれば発揮できる筋力も異なります。
背筋力測定といえど、膝関節や腕の力で引いてしまうことも可能となります。
3.スポーツや日常生活に落とし込むと??

スポーツや日常生活に今のお話を落とし込むと、どうなるでしょうか?
スポーツでは全身の筋肉を使った筋力の発揮が求められます。
全身の関節を適切なポジションで機能をさせることが大事なのです。
適切なポジションとはつまり正しい姿勢を意味します。
そして日常の生活においても物を持ったり押したりという行為で、足幅、手の向き、肘や膝の角度など様々な要素が合わさって力の発揮の仕方がうまいと言えるようになります。
4.まとめ
今日は筋力と姿勢のことに関して簡単に解説をして行きました。
日頃のわかりやすい例で等尺性の筋力測定の背筋力を出しました。
筋力の効率の良い発揮の仕方をマスターできればスポーツでのパフォーマンスを高めることはもちろん、筋肥大にもポジティブな結果をもたらすことができます。
ぜひその辺りも考えてトレーニングの動作などを見直してみましょう。
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